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結婚相談所で出会い、ようやく成婚の運びとなった二人は成婚料を払って退会。 いざ結婚しよう、となってから、問題が出てくるパターンもあります。
相談所によっては、こういった点もしっかり調べてから入会させるのですが、「健康」についての問題が後から発覚するケースがあるのです。
相手が独身であることは、前もって公的機関の発行する独身証明書の提示を求めるため、不安に思う必要はありませんが、健康面に関してはアンケートで済ませてしまうところが意外と多く存在します。 そのため、健康についての調査が不十分な結婚相談所に入ってしまうと、結婚後になって「実は持病があって、子供を産める体ではない(男性の場合は、子供を生すための種がない)」ということを打ち明けられる可能性もあるということです。 無論当人に誠意があれば、見合いの席などで顔を合わせた時点で「実はこういう事情があって」と打ち明けておく事情かと思われます。 だけど残念ながら、そういう誠実な気持ちよりも「嘘をついてでも、この人と結婚したい」という気持ちが上回って、結果として、相手を騙してしまう方が存在するのも確かなのです。
「健康な子供を生み育てたい」という気持ちを持つのは必然のことなので、健康な伴侶を求める人が大半であることも至極必然のことだといえます。それをわかっていて「健康面の事情を言及すると結婚してくれないと思ったから」と自分の欠点を隠し通すのは、常識的に考えて、あってはならないことです。
だけど、結婚相談所が調査してなかった場合は、いくら結婚後にわめいたとしても、退会後のことなので会社側からすれば「対岸の火事」だともいえます。 結婚相談所に登録すると、学歴や年齢ばかりに気をとられがちになる人が少なくありません。 だけど、その人が健康でなければその能力を発揮することもできませんし、誠実に会話することができない相手には失望の念すら抱くことになるでしょう。
ことごとくの結婚相談所が健康の調査に抜かりがある訳ではありませんが、しっかり事前調査をしないところもまだまだあるので、会員になる際は、そういった点も念のためにチェックしておく必要があるといえます。
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